ADX4-A08-920
920MHz Wireless Distributed Remote I/O

高速アナログ8CH 920MHz無線リモートI/O

概要

 ■ 伝搬特性の優れた920MHz帯域を使用した特定小電力・無線リモートI/O
 ■ 1つの親機(ホスト)に、多数の子機(計測拠点)を接続
 ■ メッシュ、ツリー、マルチホップなど堅牢な通信網
 ■ 16BIT-81.92KHzx8CH独立ADCアナログ入力
   (4.096V/±10Vの2タイプ) 
 ■ 高速アナログ信号を、転送周期毎に平均、ピークで送信
 ■ モニター用のアナログ出力端子装備。
 ■ 1秒~16秒の送信サイクル切替。
 ■ Windows版ライブラリ及びロガーアプリ付属。
   12台までの計測値・トレンドグラフ表示
   32台までのCSVファイル保存(更に拡張可能)
   信号調節、FTPサーバー転送、アラームメール

ダウンロード

位置づけ

広域・遠距離の分散IOに適しています。
転送周期は遅いものの、高速A/Dを搭載しており
転送周期間のピークと平均を送る事で、高速現象も解析できます。
  速度 距離 接続数
(分散I/O数)
1ユニットあたり
I/O数
ADX2-85-1M-PCIEX
ADX2-14-90M-PCIEX
数KHz - 数十MHz 数m X 14~85
INPUTは6
ADX3-42FE-**** 数秒 - 8KHz 数十m X 42
INPUTは24
ADX3-42LE-**** 数秒 - 2KHz 数十m 1~4
(拡張可)
42
INPUTは24
ADX4-A08-920 1sec-16sec
81.92KHz
数百m~数Km
中継で数十Km
1~32
(拡張可)
8
INPUTは8
920MHz、特定小電力、マルチホップ 広域、分散型、遠距離、分散、リモートI/O アナログ、アナログ入力、A/D、AI、16Bit 独立A/D、同時サンプリング、ピーク、平均 FTP、メール、トレンド、アラーム、ロガー、ログ 高速アナログ、高精度 920MHz、特定小電力、マルチホップ 広域、分散型、遠距離、分散、リモートI/O アナログ、アナログ入力、A/D、AI、16Bit 独立A/D、同時サンプリング、ピーク、平均 FTP、メール、トレンド、アラーム、ロガー、ログ 高速アナログ、高精度 920MHz、特定小電力、マルチホップ 広域、分散型、遠距離、分散、リモートI/O アナログ、アナログ入力、A/D、AI、16Bit 独立A/D、同時サンプリング、ピーク、平均 FTP、メール、トレンド、アラーム、ロガー、ログ 高速アナログ、高精度 920MHz、特定小電力、マルチホップ 広域、分散型、遠距離、分散、リモートI/O アナログ、アナログ入力、A/D、AI、16Bit 独立A/D、同時サンプリング、ピーク、平均 FTP、メール、トレンド、アラーム、ロガー、ログ 高速アナログ、高精度

ラインナップ

  • ADX4-A08-920RTB(親機子機ソフトウェアセット、±10V) LinkIcon
  • ADX4-A08-920RTU(親機子機ソフトウェアセット、+4.096V) LinkIcon
  • ADX4-A08-920TB(子機±10V) LinkIcon
  • ADX4-A08-920TU(子機±4.096V) LinkIcon
  • ADX4-A08-920R(親機) LinkIcon





基本機能

複数の子機のアナログ計測情報を、1つの親機に無線送信します。親機はパソコン等で管理します。無線は、特定小電力の920MHzLPWA方式を採用しています(免許不要)。長距離広範囲での運用に適します。

各子機は8CHのアナログ入力があり、親機は、子機最大32台(更に拡張可)を集約してログを取ります。親機側のPCからデータをFTPサーバーにアップしたり、アラームメールを送る事もできます。

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920MHz帯域の特長と距離・転送速度

周波数が低いので、①遠方に届く、②障害物の影響を受けにくい、などの利点があります。広域・分散型のローカルエリアネットワークに適しています。アンテナを適切に配置し、条件が良ければ、長距離モードで9Km、中距離モードで7Km、高速モードで3.4Kmの通信が可能です。マルチホップ機能により、中継箇所が多いほど、通信距離が延長できます。

速度と距離

920MHz通信の欠点は、速度が遅く、本製品の転送周期は最短1秒です。子機が多く距離が遠く、通信やアンテナ諸条件が悪いと転送周期はより低下します。15m程度の距離では、ADXⅢ42LE-TERMでLAN接続するほうが、更に高速です。よって本製品は数百m~数Kmといった広範囲かつ多点計測に適します。


動作モード

3種の動作モードがあり、通信距離と通信速度が、トレードオフの関係になります。子機の数や、中継箇所が増えるほど、通信速度も遅くなります。各モードにおける、理論上の通信距離、子機1台の転送周期は以下の通りです。

  • 長距離モード 7Km 6~10秒
  • 中距離モード 4Km 3~4秒
  • 高速モード 2.4Km 1~2秒

転送周期

フロントパネル右側の、ロータリースイッチで転送周期(サンプリング速度)を1秒~16秒で1秒間隔で切り替えられます。ここで設定する転送速度は、子機側の送信周期です。実際に受信できる周期とは限りません。

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高速のアナログ信号を920MHzLPWA通信にアタッチさせる

前述の通り転送周期は最速1秒=1Hzです。一方A/Dコンバーターのサンプリング周波数は常時81.92KHz(16bit)、周波数特性は10KHz-3dBと高速です。この差を埋めるために、本製品では以下の仕組みを導入しています。

◆バイポーラ(±10V)では絶対値に変換。
◆転送周期間の、平均値およびピークを算出する。
◆この2点(平均値とピーク)を、低速なレートで送信する。

ブロックダイアグラムで示すと以下の通りになります。


例えば金属劣化を振動で監視する場合、平均値は定常振動の大小を現し経年劣化を示します。一方、ピーク値は局所的・破壊的な振動を現し、破損の予兆または破損を示します。このように、波形全体を送らずに、診断できます。尚、温度や気圧など低速のセンサ情報をここを通過する場合、ほぼリアル情報になり問題ありません。

  • 元波形(±10の場合には絶対値)→灰色
  • ピーク→オレンジ
  • 平均→青

8チャンネル独立A/Dコンバータ

アナログ入力は、1ch毎にA/Dコンバータを独立配置した、同時サンプリング方式を採用。信号源インピーダンスに依存せず、チャンネル間の干渉が最小です。これにより、安定した81.92KHzの高速サンプリング動作を実現します。
本製品は±10Vフルスケールか、+4.096V~0Vフルスケールの2タイプがあり、入力レンジは固定です。

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モニター出力

フロントパネル右側のBNCコネクターからモニター出力できます。モニター出力は、合計8チャンネルのアナログ入力信号の、絶対値変換後の波形か、平均値の波形のいずれかを選択できます。

付属ライブラリ

提供するライブラリは、Windows用です。API数はわずか6個とシンプルでアプリ開発が簡単にできます。

dwAdxfHostOpen(lpFileName);
vAdxfHostClose ();
dwAdxfHostReadline(lpcData,dwBytesToRead);
dwAdxfHostConvertData(lpcData,plNodeId,plRSSI,plData,plSubData);
vAdxfHostVersion(lpdwMajorVer,lpdwMinorVer);

付属ソフトウェアMultiLoggerEX

特徴

  • フルスケール値を何らかの物理定数に変換(スケーリング)する信号調節を搭載。
  • 計測データは、2048サンプル毎(2048行毎)にCSVファイルに記録します。
  • 指定したFTPサーバーに前記、CSVファイルをアップロードします。
  • アラームを設定できます。画面上および音、メールでアラームを通報します。
  • 子機のうち1台のトレンドグラフを表示します。
  • 子機のうち12台の状態を表示します。

仕様

型番
親機:ADX4-A08-920R (親機およびUSBケーブルのみ)
子機:ADX4-A08-920T (子機および専用ACアダプターのみ)
セット:ADX4-A08-920RT (親機1、子機1、USBケーブル、専用ACアダプター、ソフトウェアを入れたUSBメモリ)
寸法
子機 W220 x D125 x H83.25(コネクタやスイッチの突起、アンテナ含まず)
親機 W80.6 x D59 x H80.6(アンテナ含まず)
消費電力
子機 3W (12V 0.26A 代表値)

アナログ入力(±10Vレンジ)

定格入力 ±10V
オフセット電圧ドリフト(max) 100ppm/℃
ゲイン誤差ドリフト(max) 120ppm/℃
周波数特性(-3dB) 10KHz
入力抵抗 47KΩ
過剰入力保護 あり(電源OFFでも稼働)

アナログ入力(+4.096Vレンジ)

定格入力 +4.096~0V

オフセット電圧ドリフト(typ) 0.3ppm/℃

ゲイン誤差ドリフト(typ) 20.3ppm/℃

周波数特性(-3dB) 10KHz

入力抵抗 47KΩ

過剰入力保護 あり(電源OFFでも稼働)

アナログ出力

定格出力 +4.096~0V

オフセット電圧ドリフト(typ) 1.3ppm/℃

ゲイン誤差ドリフト(typ) 21ppm/℃

オフセット電圧(max) ±12mV

ゲイン誤差(max) ±0.3%

出力インピーダンス 100Ω

負荷短絡保護 あり

ギャラリー


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MultifunctionI/Oとは

MultifunctionI/O(マルチファンクションI/Oボード)は、アナログ入出力、デジタル入出力を有するI/Oボードであり、デジタルI/OにはPWMやエンコーダー・カウンタ、周波数カウンタなどが割り当てられています。またリングバッファとトリガによって、連続での高速データ収集が可能です。アナログ部は全機種16Bit分解能であり、高精度、低雑音が特徴です。要約すると、以下の各種ボードの機能を統合したものと言えます。


■ アナログ入力ボード(A/Dボード、AIボード)
■ アナログ出力ボード(D/Aボード、AOボード)
■ アナログ入出力ボード(A/D+D/Aボード)
■ デジタル入力ボード(DIボード)
■ デジタル出力ボード(DOボード)
■ デジタル入出力ボード(DIOボード)
■ データ収集ボード(I/Oボード)
■ 波形入出力ボード
■ リモートI/O ※一部の機種のみ

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